今日は成人の日ですね。
わたしも20年ほど前に、成人の日を迎えましたけど、
その前に両親をすごく悲しませることをしてしまい、
成人の日というとすぐさまそれを思い出します……
こんばんは。
わかばです。
さて、お正月から読んでいるこちらの本、
ようやく読み終わりましたのでレビューしますね。
日本語教師も国語力を見直そう
どんな本?
国語って小学校から高校まで授業で受けましたよね。
それで多分今は変わりつつあるんだと思うのだけど、
わたしの時代は論理的な話し方とか論理的な書き方とかは
全然やらなかったんです。
だからかどうかわからないけれど、
職場や家庭でコミュニケーションするときに、
うまく説明したり、相手を納得させたり、
相手の意見に冷静に反論できずに、
「わからんかったらもうええわ!」
みたいになるじゃないですか。
それってどうなんですか?
ちゃんと論理的に相手を感情的にじゃなく
言葉で納得してもらう方法ってあるんじゃないですか?
あったらそれを練習しませんか?
っていう本です。
どんなところがおもしろい?
練習問題がたくさんついているんですよね。
で、それが結構むずかしい……
というか、じっくり考えないとできないんです。
だから、解くのは大変でした。
だけど、間違ったことにより、
「なるほど、そうね」とか
「これは、これでよかったんやな~」という
発見があってよかったです。
特にわたしにとって勉強になったのは
最後の章の「反論する」です。
家庭でも職場でも「反論する」ときはなぜか
感情的になってしまい、言い負かされてしまう。
冷静になって思い出せば、
「ああ、言えばよかった」と後悔することしきり。
でも、反論の方法さえわかっていれば、
たとえ怒りの感情が湧いてきたとしても、
深呼吸してそれをおさえこみ、
冷静な反論ができると思ったことです。
授業に使えそうなところはありますか?
もちろんあります!
事実なのか考えなのかの章や接続詞の章は
確実に外国語としての日本語でも
知っておいたほうがいいでしょうね。
それから、「質問する」の章も
大いに授業の参考となること間違いなしです。
こちらの「たったひとつを変えるだけ」も
紹介されていましたよ。

たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」
- 作者: ダンロスステイン,ルースサンタナ,Dan Rothstein,Luz Santana,吉田新一郎
- 出版社/メーカー: 新評論
- 発売日: 2015/09/04
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (6件) を見る
まとめ
自分の日本語力を試すと言う意味でも、
授業の参考にすると言う意味でも、
読んでおいて損はない一冊です。
また解説の間にはいる説明というか、
フレーズというかが刺さる刺さる、
そうだなーとラインをひきひき、読みました。
もちろんグッと刺さった部分に関しては、
ツイッタ―の読書めもとしても
つぶやきましたので、ここにおいておきますね。
根拠が示されていない推測は憶測にすぎず、根拠が示されていない意見は独断でしかない。#大人のための国語ゼミ#野矢茂樹#読書めも
— わかば@日本語教師とライター (@saeriwakabaya78) 2019年1月12日
【理由・原因・根拠の違い】
— わかば@日本語教師とライター (@saeriwakabaya78) 2019年1月12日
理由→なぜ?どうして?の問いに対する答え
原因→あるものごとが何によって引き起こされたかを説明する理由
根拠→ある主張の説得力を増すために示される理由
わかりやすかった(^^)#大人のための国語ゼミ #野矢茂樹 #読書めも
表面的な理解と納得で流してしまっていては、国語力は身につかない。繰り返そう。ちゃんと理解できているのか、本当にこれで納得できているのか、そう自分に問いかけなければいけない。
— わかば@日本語教師とライター (@saeriwakabaya78) 2019年1月12日
流してしまってるわ……#大人のための国語ゼミ #野矢茂樹 #読書めも
分かりあおうとする努力、それを支えるのが、言葉の力である。#大人のための国語ゼミ#野矢茂樹#読書めも
— わかば@日本語教師とライター (@saeriwakabaya78) 2019年1月13日
では、また~
スポンサーリンク