言葉だけじゃたりない?!

日本語教師わかばの綴る日常のあれこれ。映画や本について書くことが多いです。たまに旅行記やアウトドアも。

発言を奪う?授業で感じたリアル「文明の衝突」

「文明の衝突」っていう本を知っていますか?

アメリカの政治学者サミュエル・P・ハンチントンによって

1996年に書かれた国際政治学についての本です。

 

文明の衝突

以前、うちの本棚に鎮座ましましてらしたのですが、

ときめく片づけのときに売ってしまったのかな?

買い直してもう一度読みたいです。

 

こんばんは。

わかばです。

 

この本、詳しく知りたい方は

ぜひリンク先にとんでしらべてください……。

ざっくりいうと、冷戦後は世界の7大文明

(一応、日本文明も入っている)の衝突の時代だ

と言っている本です。

で、今回私の受け持つクラスで、

小さなリアル「文明の衝突」とでもいうべき

事態に遭遇したので、記事にしてみたいと思います。

 

多国籍クラスは大変なのよ……

 

日本語学校のHPを見ると、

世界中から来た留学生が楽しく学んでいる写真が

使われているかと思います。

外国語を使って世界中の友達がつくれるなんて

夢のようですよね。

で、わたしも幸い、

世界中から来た留学生のクラスを

担当させてもらっています。

今いるクラスの学生の国籍は7か国。

アジア、アメリカ、ヨーロッパです。

人間というのは基本同じというのが

わたしのモットーですが、

育った国も、受けてきた教育も、

日本に来た理由も、これから描く夢も、

それぞれに違うと

勉強に対する取り組み方も

トラブルに対する対処の仕方も違う訳で……

その分、出身国が限られていた方が、

やりやすかったりはします。

 

発言の取り合い

 

わたしの学校では中級クラスは、

普通に本を開いて読解教材を読む。

という授業をしています。

予習をしてきてもらって、

教師が質問を出し、それに答えるというスタイル。

まぁ古風ですわな。

その質問に答える際、

アジア系の学生は、あてられた人が

わからないと、答えが分かっている人が、

すぐ言ってしまう傾向にあるんです。

それが例えば、ヨーロッパの学生には、

発言を奪われたと感じるというわけです。

ヨーロッパで勉強したことがないので、

わからないけど、

日本でも、誰かが発言しようとしているときに、

いくらわからなくて考えこんでいたとしても、

それを遮ることはマナー違反です。

(小学生娘に訊きましたが「それはあかんで」ということです)

でも、中国をはじめとするアジアでは

当たり前だし、

黙っていても順番なんて

いつ回ってくるかわかったもんじゃないから、

ガンガン発言する傾向にあります。

(もちろんしない人もいます)

発言を奪われた人も怒ったりせず

「そうやったんか」という感じ。

 

ふたつの常識が衝突して、

ちょっとしたもめ事に発展します。

 

一応、誰かが言おうとしているときは

待ちましょうね。

 

ということで終わったけれど、

なんとなくもやもやします。

こっちのマナーを、

一方的に押し付けたような気もしてます。

 

どうすればいいかなんて答えはないし、

お互いが譲り合うしか道はないと思っています。

 

授業のスタイルをかえるべし

だけど、そもそも

教師が質問をして、

それに学生が答えて、

正しいか正しくないかだけで

進んでいく授業はもう終わりにしたい。

 

問いに答える授業ではなく

問いをたてる授業にしたい

 

そのために今回の出来事は、

ちいさなきっかけとなったような気がします。

 

では、また~

 

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