京都に「モネ展」が来ております。
「日の出」だけは2週間ほどの展示だったようで
今行ってももう展示されていないのですが、
「睡蓮」などはあるみたいです。
春休みのうちに行ってみようと思っています
こんばんは。
わかばです。
自分の中に毒をもて
さて、今日は岡本太郎著「自分の中に毒を持て」を紹介したいと思います。

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか (青春文庫)
- 作者: 岡本太郎
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 1993/08/01
- メディア: 文庫
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わたしはふらふらと本屋にたちよる癖があります。
そして、気に入ったものを1,2冊購入します。
最近は、すごく買っているように思います。
でも、本だけはケチらずに買おうと思っています。
先週くらいに本屋で見かけて
「あ、これ、どこかのブログで誰かが紹介してた・・・」
と思って買いました。
なにげなく買った本なのですが、すごく良い本でした。
若い時にこういう本に出会いたかったです。
情熱は無条件
まず、どんなことでもいいからちょっとでも情熱を感じること、惹かれそうなことを無条件にやってみるしかない。情熱から生きがいがわき起こってくるんだ。情熱というものは、”何を”なんて条件つきで出てくるもんじゃない、無条件なんだ。
この本には「無条件で」という言葉がたくさん出てきます。
「お金がもらえたら、やる。」
「時間があったら、やる。」
「人によく思われるから、やる。」
そういうふうにして条件をつけても意味がないということです。
「ただ、やりたいから、それをやる。」
というのが情熱です。
その瞬間にすべてを賭けろ
何かを始めても、三日坊主で終わったり、
続かなかったら意味がないと考える必要はなさそうです。
三日坊主でかまわない、その瞬間にすべてを賭けろ
と岡本太郎は言っています。
すごく爽快です。
今はダメだけれどいずれ・・・と絶対に言わないこと
要するに、「今を生きろ」ってことです。
これはいろんな人が言っていることだと思います。
よく、「昔は・・・」という人いますし、
それは「将来的には・・・」という人いますけど、
ほんと「だったら、今どうするねん!」と言いたくなります。
そして、わたしも言っているかもしれないけれど、
「今ココ」に集中することが、惑わされずに生きる近道だなって思います。
幸せではなく”歓喜”
先日も「幸せになる勇気」を読んだり、
いろいろな本に「幸せとは何か?」みたいなこと書いてあり、
もんもんと考え込んでしまいますが、
そんなわたしにケリを入れてくれるような言葉です。
自分の家が仕事がうまくいって、家族全員が健康に恵まれて、とてもしあわせだと思っていても一軒おいた隣の家では血を流すような苦しみを味わっているかもしれない。そういうことにはいっさい目をつぶって問題にしないで、自分のところだけ波風が立たなければそれでいい。そんな”エゴイスト”にならなければ、いわゆる”しあわせ”ではあり得ない。
ニブイ人間だけが「しあわせ」なんだ。ぼくは幸福という言葉は大嫌いだ。ぼくはそのかわりに”歓喜”という言葉を使う。
危険なこと、辛いこと、つまり死と対面し対決するとき、人間は燃えあがる。それは、生きがいであり、そのときわきおこるのがしあわせでなくて、”歓喜”なんだ。
ただぬるま湯につかるような「しあわせ」ではなく、
生きる喜び「歓喜」をめざす。
語学をやっている人間にとっては、
その外国語を使って、コミュニケーションが取れた!
と思う時がやはり”歓喜”ではないかなと思います。
もちろんBGMはベートーベンの第九です。
まとめ
読み始めたら、とまらなくなるほどに名言のオンパレードです。
いつも傍線をひきながら読んでいるのですが、
もう、どこもかしこも傍線だらけになるくらいです。
恋愛について、家族について、仕事について、
いろいろな角度から、岡本太郎の生き方を語っています。
わたしのようなオバチャンが読むのもいいですが、
これは特に若い人、高校生くらいの人に読んでほしいなぁと思います。
人生に情熱を。
では、また~。